Bookの最近のブログ記事

2009年7月27日

「七度狐」大倉 崇裕

「七度狐」大倉 崇裕

名門噺家一家の襲名をめぐって起きる連続殺人。
「一番怪しくない人が犯人」という娯楽ミステリーの鉄則のもとに読み進めた私ですが、更に上をゆく怪しくない人が黒幕でした!落語のストーリーを真似して事件が進んでいく一方で過去の事件と繋がっていたりなど凝った内容でした。全体的には渋い小説でした。

2009年7月15日

「森に眠る魚」角田 光代

小学校受験を控えたママグループの関係。
良好から崩壊まで変わってゆくドロドロドラマです。
最後は誰もがあの事件を思い出さずにはいられないほどに
追い詰められてしまうママたち。

これから子どもを産む私を心配して
主人は「読まないほうがいいのでは、怖いし人間不信になるよ」といってくれました。

あたくしも何年も女やってますので、
ねたみ、仲間はずれ、嫌な思い、それは覚悟ちゃんです。
それでも女同士って悪いことばっかりでもないヨ(^_-)-☆

それぞれのママたちのご主人がわりと似てるのも面白かった。

受験させないでノビノビやらせれば~といいつつ、
奥さんが頑張り始めるとお任せになってしまい、
何かトラブルがあると「だから俺は反対だったんだ」
といわれるのを恐れたママたちを案外責めることなく
最終的にはツケを払わされてもそれに付き合ってくれている。

この本がドラマや映画になったら、
ご主人たちを集めてスピンオフドラマができそうだなとか思っちゃいました。

石黒堅と佐々木蔵之助は外せない( ´艸`)

でもまあ、
生活レベルとか、子供の能力」とか、
見栄を張ったり比べあったりしちゃうんだろうなあ。

2009年7月14日

「ブラザー・サン シスター・ムーン」恩田 陸

綾音、戸崎、箱崎の3人の大学時代をそれぞれに描いているので、一応青春ものです。
“さわやか☆”とも“ときめき!”とも違うダレダレの大学生活。
ダレ具合がリアル、です。

戸崎が軽音楽部でベースを弾いているのですが、
ドラムスの素質について、身体的なものであるという説明があり、
名ドラマーには運動が出来る人が多い、という説明になんか納得。
パーカッションって音楽というよりスポーツ!です。

2009年7月 9日

「どこから行っても遠い町」川上 弘美

都心に程近く、商店街なんかがある町を舞台に、
人々の生活や人生が描かれている短編集。

面白くて明日会社があるのに夜中まで読んでしまう。。。
などという心配は無用。

淡々と日々が描かれている。
印象的だったのは「孤独を愛する」と恋愛に興味のなかった女子大生が年の離れた恋人の借金の為にアルバイトに勢を出し、大学に来なくなってしまう話。

彼女の友人の立場で語られるのですが、
そうそう、なんかこの、ちぐはぐな人間関係。
分かり合えそうで縮まらない距離感。
でも嫌いではないという間柄。

それぞれの短編の主人公の関係も“ちょっと知り合い”とか、
“ご近所”という程度だったりして、世の中って案外こんなもんかもね~、と思えた。

とりとめもない本だった。

2009年6月29日

「三島由紀夫レター教室」三島由紀夫

「三島由紀夫レター教室」三島由紀夫

モダンな大人の書簡集でありながら、お茶目なところもアリ。
気づくと読了してました。

氷ママ子の言う「愛しあふ恋人同士は毎晩心中している」という状態。
いいですネ~。

不思議ですが、亭主とは心中したいとは思わないですね。
主人は明日も一緒に生きていたい人です。

2009年6月23日

「潮騒」三島由紀夫

「潮騒」三島由紀夫

まったく予備知識なく読みました。
あまりにも清潔で美しい話なので、
感動より先に驚いてしまったほどです。

実は私は、自称本好きながら、
三島由紀夫を1冊も読了したことがありませんでした。

詳しい人に「初心者でも最後まで読めて、難しすぎない本」
ということでオススメしてもらったのがこの本でした。

なるほど、素直に読める一冊でした。

2009年6月22日

「左岸」江國香織

「左岸」江國香織

長い。でもなんとか読めました。
「右岸」(辻仁成)の方が読むのに時間がかかってます。 ( ̄ー ̄;

扱いにくくて頑固者の茉莉の半生。
娘さきも似ているという子育ての場面があるので
うちもそうなるかもなぁ。と思いながら読む。

九が茉莉を想うほどには、
茉莉は九を恋愛対象にしていないようで、ちょっとさみしいのですが、
さきとアリの運命があってちょっと救われました。

茉莉目線と九目線があるなら
惣一郎目線のストーリーも欲しいと思ったりしました。

2009年6月17日

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川 洋子

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川 洋子

神様からチェスの才能を与えられた少年の不思議なお話。

現実離れした設定でありながら、
静けさ、優しさ、残酷さを味わいながら
ゆっくりした気持ちで読めました。

2009年6月 3日

「犯罪小説家」 雫井 脩介

「犯罪小説家」 雫井 脩介

小説を原作にした映画を自分の解釈でかなり強引に展開していく脚本家小野川と、その解釈に乗り気ではない原作者待居。

はじめはストーリーがどこへ向かっているのか分からないのですが、全然関係ないと思っていた過去の事件がいろんなところで繋がっていて、読み進めていくと、どんどん結末が知りたくなってしまいました。

ところで、殺されかけているのに自分の感じた恐怖を「この感覚、映画にしてぇ~」と言う小野川の神経、普通じゃない!すごいキャラです。
第一線の作家とか脚本家って、こんなふうに何かにとりつかれたような生き方してるのかも。

2009年5月27日

「モデル失格  幸せになるためのアティチュード」押切もえ

「モデル失格  幸せになるためのアティチュード」押切もえ

芸能界って努力して成果に結びつくものではないというイメージを持っていましたが、皆さんとても努力しているということがよく分かりました。

読むと背筋が伸びる思いがします。

自分の嫌いなところとしっかり向き合って直そうとしたり、時にはそれも自分、と自分を許したり、常に理想の自分に向けて動いている人なのだと思いました。

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